レポート


Eric Raymond 京都講演会レポート(by kuri)


(99/05/28)

1999年5月28日に開かれた「Eric Raymond 京都講演会」に行ってきた kuri さんのレポートです。このレポートはkuriさんが書き取った内容であり、事実とは若干ズレていることがあります。

●アナウンス

よしだ ともこ さんが 各 協力団体 等に流されたアナウンスを流させて下さい。

-- 以下です

協賛団体、協力団体 各位
報道関係者、雑誌編集部 各位


                                      Eric Raymond 京都講演実行委員会 
                                      ( WelcomeEric@netfort.gr.jp )


         Eric Raymond 京都講演会 への協力、広報、取材へのお礼


謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、5月28日(金)に実施されました「Eric Raymond 京都講演実行委員会」主
催の「Eric Raymond 京都講演」に、各方面でご協力いただき、ありがとうござ
いました。下記の通り、無事、終了しましたので、ご報告いたします。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。                     敬 具


                              記


(1)エリック・レイモンド氏京都講演の報告

   日時:平成11年5月28日(金) 18:00〜20:00    
   場所:京都産業大学 神山ホール
   演題:「オープンソース革命(The Open Source Revolution: Software
          Engineering Might Finally Grow Up)」  (通訳つき)
   (http://www.netfort.gr.jp/ESRlecture/  参照)

   参加人数:一般参加者、取材関係者、主催者の合計 約 200名

   また、エリック・レイモンド氏の講演は、神戸電子専門学校様、および
   ネットビレッジ株式会社様の回線を利用させていただくことで Real 中継
   を実施し、約200 のアクセスがありました。


(2)併設イベントとしての、京産大情報教育システム見学ツアーの報告
 
   日時:平成11年5月28日(金) 15:00〜   と  16:30〜   の2回
   場所:京都産業大学 10号館
   内容:Linux/NTのデュアルブートコンピュータ 603台をむ 732台のコンピュー
         タから構成される「情報教育システム」の見学ツアー。
   (http://www.kyoto-su.ac.jp/eric.html  参照)

   参加人数:一般参加者 115名、取材関係者 12名、合計 127名
    

(3)その他

   今回の講演内容(全文)、および、Real中継のデータは、「Eric Raymond 京
   都講演実行委員会」によって公開すると同時に、雑誌の記事本文、および、
   付録CD-ROMに含ませていただく方向で、作業を進めています。

   それらが掲載された雑誌の紹介、イベント報告のWebページへのリンク、
   Eric Raymond氏への取材記事の紹介、Eric Raymond氏の関西地区の観光記
   (29日の奈良観光、30日の京都観光など)についての情報も、順次、
   http://www.netfort.gr.jp/ESRlecture/ からたどれるページで公開してい
   く予定です。

   現在(5月31日)、すでに、28日の京産大の見学ツアーの写真、28日の講演会
   の写真、29日の奈良観光などの写真が、http://www.netfort.gr.jp/ESRlecture/ 
   のページからリンクされています。

   講演会の参加者に対して実施させていただきましたアンケートの結果も、
   近日中に、http://www.netfort.gr.jp/ESRlecture/ からたどれるページで
   公開いたします。

   最後に、このイベントに関しまして、雑誌記事や報告記を書かれたり、写
   真を公開されました方は、Eric Raymond 京都講演実行委員会のメンバーに
   届くメールアドレス(WelcomeEric@netfort.gr.jp)に連絡していただきます
   ことを、この場を借りてお願いします。

                                                                 以上

●レポート

1999年 5月 28日 金曜日のEric S Raymond さん (以下 Ericさん) 講演会についての私なりのレポートです。

京都は曇りでした。
でも、前日 静岡では 雨が降って、心配していたので、とりあえず 雨ではなくて 一安心。

[ 京都駅にて ]

A.M.10:29 京都着 のひかりで向かった私は、LLUG のかねだ ちえこさん と LILO の樋口さん に、新幹線のホームで出迎えてもらう。
京都駅には不案内だったので、そうお願いしました (^^);;

軽く昼食を食べてから、12:14着 のぞみ で 東京から来られる Eric さん をお出迎えに のぞみのホームへ。
# 階下のコンコースは、折りからの修学旅行の中学生であふれていた。。 どきどきしながら、しばし待つ。

いよいよ 車両が入ってきた。

☆★ Eric さん 到着 !!! ★☆

まず 驚いたのが、Eric さんが、足が不自由な方だったという事でした。 web など見ている限りではそんな情報はどこにも無かった。
# 特に 言及する必要も無いですものね

でも、自分の荷物は自分で当たり前に持ち、手を貸そうとする事が とても 失礼な事に感じられた。それほど、自然な 自立した たたずまいの人でした。

満面の笑みを浮かべながら、出迎えの人 ひとりずつと握手してくださった。 web での情報から、気難しい人なのではないかと危惧していた私は、びっくり して、同時にすごくうれしくなった。
握手はとても力強かった。目をまっすぐ見てくださいました。

** 感激 **

とても陽気な、人好きのする人です。

[ 京都産業大学へ ]

Ericさんを、当日の宿泊ホテルへお送りして しばし休憩していただくチームと 別れて 樋口さん・かねださん・私 は 会場の京都産業大学へ。
きれいで広大なキャンパスにびっくり。
正門前の真新しいホール「神山(こうやま)ホール」が講演会会場です。
よしだ ともこさん達は先に到着されていて、準備もほぼ出来ていました。
スタッフ用の、首から下げるネームプレート- ESR In KYOTO 鈴木 久理子 - を配布してもらう。
** またまた感激 **
# この時の名札は、私の宝物になりました

[ 京産大情報教育システム見学ツアー ]

Ericさんも到着、
みんなで 15:00 開始の見学ツアー第一回目に参加。
何百台という Turbo Linux / NT WorkStation dual boot PC が教室に並ぶ。
IBM NetFinity (だったと思ふ) の特注品。640MB MO ドライブもベイに入って いた。メモリは 128MB。ぜいたく..黒い筐体で、かっこいい。

ディスプレイは、14インチ液晶モニタ。PC は、3年程 使用するが、机は もっ と長期間使用するとの事で、次回 PC を入れ替える時に 液晶モニタに替えると すると、机の奥行きが余ってしまうので、思い切って 今回 全て液晶モニタを 導入されたとの事。

遠隔操作によって、2秒おきに 1台ずつ 起動される PC。圧巻。
IBM に発注したブートローダーによって、デュアルブートの選択画面が表示さ れる。
# 画面の画像は 学生から公募したそう

何も操作しない場合は デフォルトで Linux が起動する。
# Ericさんは それを喜ばれたそうです (^^)

続いて、総数 732台(*1) の PC を 仮想並列計算機として動作させるデモが始まる。
# 何の計算なのか、どうやって実現しているのか の説明は 私には??でした
# (^^;;;
(*1)
当日のデモは 200台でした。 (by 京都産業大学 坪内様)

この回のデモはちょっとトラブっていたようでした。
# 2回目のデモをご覧になった方がいらっしゃれば フォローを..(*2)
(*2)
2回目は大成功。お客様から拍手がでました(^-^) (by 京都産業大学 坪内様)

[ 講演会 打合せ ]

Ericさんに 軽食を取ってもらいながら講演会の進行の打合せ。

# Ericさんは 出されたホットサンドイッチを とても喜んでパクついて
# いらっしゃった。。
# 「コーヒーは飲まない」との事で、急遽 紅茶を用意。ストレートで飲まれる。
# あとの宴会でわかったのですが、タバコもきらい、アルコールも摂らないと
# の事。武道に精進され、禅に興味をもたれている Ericさんならでは と思う。

初めの予定では、講演の後で 20分ぐらい 質疑応答の時間を設ける予定だった のだが、Ericさんが、「質問・批判は講演途中でもいつでも受け付ける」と。
逐次通訳担当の人に、「American slang は使わない」
一本 筋が通った人物。
( ※ 後から かねださんにお聞きしました )

[ いよいよ 講演会 ]

( ※ 英語の訳が間違っているかもしれません。間違いは ご指摘ください )

「会場からの質問者があれば ワイアレスマイクを持って走る」役 になった私 は会場右側にスタンバイ。
かねださんの司会で講演会が始まる。

舞台には 演台 および 椅子を設置していたが、Ericさんは マイクを手に持ち、 舞台の前の方に出て 立ったまま話し始める。
# 終了までずっと立ったままでした

まず、「この中で "伽藍とバザール"を読んだ人はどのぐらいいるか 挙手され たし。それによってしゃべる内容が変わる」
半分ぐらいの人が挙手したと思うが、とりあえず バザール式の開発が どの様 に 運営され、それがどのように功を奏すか を説明。

その後、「どちらを聴きたいか。私は、"オープンソースを普及させるには" も "企業にとってのオープンソースの活用法" も どちらもしゃべれる。」と また 挙手を求める。半々ぐらいだったので、コインを投げて 裏表で決める(!) "企業にとってのオープンソースの活用法"に決定。
私は 違うほうに挙手したので ちょっと残念。

会場からは、随時 手が挙がる。私と、もう一人のマイク係の京産大の院生さん、 酒井-マイケル-さん は走り回る。。。

Ericさんは、臨機応変に、ユーモアを交えながら応答する。
笑いの絶えない講演会でした。
観客の方々も、パワーのある方が多くて、活発な質疑応答が続く。。

質問:「 MS は、Windows NT のソースコードをオープンにすると思いますか」
答え(ゆっくり強調しながら):「 I・DON'T・CARE ! 」(会場爆笑)

質問:「...サインいただけますか?」(会場爆笑)

20:00 ちょうどぐらいに講演会終了。
花束贈呈。
Ericさん 笑いながら:
「私はこれを飛行機でどうやって持って帰ったらいいんだ?」

盛大な拍手。

終了後も、求められるままに何人にもサインをされ、お話をされていました。

[ 感想 ]

まず、Ericさんの 人間としての有り様に感銘を受けました。
大ファンになりました。

初めて スタッフの方の片隅に加えていただいた事。
迷惑ばっかりかけていたと思います。
皆さんの、手際の良さ、チームワークの良さには ただ唖然でした。
本当に 良い経験をさせていただきました。
LILO の方がたにお会いできたのも とても嬉しかった。
一生の財産になると思っています。

-以上-


●追加情報

  ■Eric Raymond京都講演実行委員会、Eric Raymond 京都講演開催のお知らせ(終了)
  http://www.netfort.gr.jp/ESRlecture/
  ■Change Log、ESR さん京都講演会の時に行われたインタビューの日本語訳
  http://www.changelog.net/ChangeLog.0.1.19990606.2418mxw.html
  ■Tomoko Yoshida 、"Welcome to Kyoto, Eric" Pages Link
  http://www.tomo.gr.jp/pict/eric/link.html

[Reported by kuri@ro.bekkoame.ne.jp]